私が考える占い師の役割
占い師は相談者の人生を豊かにするお手伝いをする職業だと思っています。
時々、相談者の運命を決めつけるような占い師の方がいらっしゃいますが、あくまで私たちは道しるべであると考えています。
占いの結果が全てではなく、鑑定してわかった事が相談者にとってどうなのか聞き、より良い未来へ向かうためにアドバイスをするという認識が正解だと思います。
「私の言う事を信じなさい」「私の言うとおりにしなさい」と言う占いは、相談者を占いに依存させ自分で考える事を放棄します。
そうなってはその人の本当の幸せを与える事が出来ませんし、依存させる占い師は相談者の人生の背負う覚悟があるのかと疑問に思ってしまいます。
客観的で冷静な目を持つこと
占いを利用して下さる相談者は、視野が狭くなっている事が多いです。
そんな時、占い師は客観的に冷静に相談者の悩みを聞き、占い、鑑定結果を冷静に伝える義務があると思っております。
時には厳しい言葉も必要になってくるかと思いますが、相手を傷つけるような事は絶対にしてはいけません。
愛を持って厳しく諭し、どうすれば良いか的確なアドバイスを伝えましょう。
同じ悩みを短い期間に占ってもらう相談者
これは電話占いでは特によく耳にするケースです。
これって、本当に良いことなのでしょうか。
選択肢は相談者の方にあるのですから、否定するつもりは一切ありません。
しかし占い師としての観点から見ると、一度の占いで解決させることが出来なかったという私たちの落ち度がそうさせてしまっているのだと悔しく思います。
お金をいただいて占っているのですから、私はその結果をシビアに捉えています。
本来の占いは、自分の力ではどうする事も出来ないような悩みや相談を、最終手段として利用するものだと考えており、それを解決するために一生懸命鑑定して明るい未来へ導くものだと思います。
なので一度の占いで悩みを解決する事が大前提だと感じるべきです。
決して驕ってはいけない
占い師は相談者の悩みを解決するエキスパートですが、それを誇りに思うべきで驕るべきではないです。
相談者の方の中には、占い師の方を崇拝するような人もいますが、そうすると鑑定結果をただ鵜呑みにして自分で考えなくなってしまいます。
私の師匠はそういった相談者が出現しやすかったですが、それを無くすために常に謙虚に振る舞い、相談者の方と同じだということを強調していました。